こんなものを見つけました。
「温暖化防止おひさまファンド」
一般市民や企業から一口10万円とか50万円とかで出資を募って、クリーンエネルギーや省エネ事業に投資をして、その収益から出資者に配当をするというもの。
募集要項によればA号が一口10万円、契約期間10年で目標利回り2.1%、同じくB号が一口50万円、15年、2.6%で、総額8億9200万円を集めるとのこと。
うーん、、すごい。
こんなビジネスが成り立つのだろうか。
事業の趣旨や心意気、そして実際に事業を立ち上げ、運営しているようなのでその実行力などは非常に尊敬します。
でも投資的には非常にリスクが高い。
そもそもそんなに儲かるビジネスではないだろうし、10~15年という期間にどういう事業環境の変化があるかわからない。
また運営会社はおひさまエネルギーファンド株式会社という資本金300万円の会社。
その割りに金利は低い。
みずほコーポレート銀行の今現在の長期プライムレートが2.15%。
つまりみずほコーポレート銀行が取引をするようなそれなりの大企業が5年間の融資を受けるときと同程度の金利で10年間の資金調達をしていることになる。
正直言って純粋に投資としてみればまったくリスクとリターンが見合っていないですね。
なのでビジネスモデルとしては、高いリターンよりは温暖化防止に実際的に貢献したいという出資者の善意に立脚したものですね。
これが10年後とかに元本割れしてトラブルになるなんて残念な話にならないように期待します。
でも実際をあまりよく分からずこんなことを書くのも気が引けてきたので資料請求してみました。
何か面白いことが分かったらまた書きます。
2008-02-28
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1 件のコメント:
おひさまファンドについて、ご紹介ありがとうございます!
おひさまファンドの募集を担当している笹川桃代です。
リターンについては、まったくおっしゃる通りの解釈もごもっともです。
今は、温暖化防止への取組みへの共感がある方をベースに参加していただいています。
日本は政策的に自然エネルギーが優遇されていないため、投資先としても経済的魅力の面で課題がまだまだありますが、今の制度内でも「できることから、賛同していただける人とともに」、まずは成功事例をつくっていきたいと思っています。
今後ともご意見よろしくお願いします!
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